試合観戦記(2004年春季大会)


遠い頂点・・・

  ∇県大会2回戦(4月10日:桐蔭学園グラウンド)

桐蔭学園
慶應義塾

[慶]中林、忠本−高橋

 昨秋の県大会の再現とも言える桐蔭VS塾高のカード。 塾高野球部の成長ぶりをうかがうには もってこいの試合だと思いつつ観戦に向かったが、逆に昨秋以上の実力差を見せ付けられる試合となってしまった。
 今日の塾高はとにかく悪いところが目に付いた。6回途中まで投げた先発中林は結果的に与四死球は2つと少なかったものの、終始ボールが先行していた。そして、ストライクを取りにいった球を狙われ毎回被安打という有様であった。2番手の忠本は1死満塁のピンチで登板し、無得点に抑えるなど度胸の良さを見せてくれたが、その後7、8回と先頭打者に安打され、いずれもそのランナーをスクイズで返されるなど打者の攻め方に課題を残した印象だった。
 また、攻撃陣は毎回出塁、しかも3回以降は毎回先頭打者が出塁していながら効率良く進塁打を放つ事が出来ず、僅か1得点しか出来なかった。見ていて、とにかくバントが決まらない。そもそも送れなかったり、バントを試みながらも結局ファール、打ちにいった結果がフライだったり、と言う状況であった。それに対して桐蔭はまさに教科書通りのバントを決め、それが追加点に結びついていった。この辺からも力の差を感じざるを得なかった。
 今日のような試合を見てしまうと厳しい事を言うようだが、まだまだ神奈川の頂点を狙えるチームでは無いと思った。神奈川を制するには桐蔭学園、横浜をはじめとする多数の強豪校に勝たなければならないのだから・・・。でも良いところを挙げるとするならば守備力。細かい事を言えばキリが無いが、全体的には良くまとまっていた。これはエラー続出の桐蔭には勝っていたと思う。
 良いところは更に伸ばし、そして課題を克服した上で夏の大会を迎えて欲しい。 因みに今夏の県大会はただ甲子園を狙うだけの大会ではない。昨年の初戦敗退の屈辱を吹き飛ばすことから始めなければならない重要な大会である。塾高野球部の奮起を期待したい!

2004年04月10日 21時28分54秒



圧勝スタート!

  ∇横浜地区予選第1戦(3月27日:日吉台野球場)

慶應義塾
20
33
神奈川大附
(5回コールド)

[慶]中林、内田−高橋

 昨日はグラウンド不良で中止となった高校野球地区予選。今日は天気も良く予定通り試合が行われた。私は1回の途中で日吉台野球場に到着したが、スコアボードを見るとチーム名には「G」「K」のアルファベットが使われており「G」の方に既に4点入っていた。その為、てっきり塾高がリードを許しており、そのウラの攻撃を行っている最中かと思ったが、実は「KEIO GIJUKU」の「G」と「KANAGAWA UNIV」の「K」である事がわかり とりあえずホッとした(笑)。
 その攻撃であるが、4点では終わらずに塾高の容赦無い攻撃が延々と続いて結局1回表に20得点!その後も毎回得点で結果的に大量33得点となった。神大付属守備陣を見ていて練習不足の印象は否めなかったが、それより何より塾高打撃陣がしっかりとバットの芯でボールを捉えていた事も大量得点に繋がったと言えるだろう。ただし、走塁に関しては全体的に機敏さがちょっと足りないかな?という感じがした。
 投手陣ではサウスポーの2年生エース中林、東北高校のダルビッシュ投手並みの長身右腕3年生内田の二人が登板したが、いずれも無得点に抑え、まずは上々のスタートを切れた事と思われる。因みに3回には安打、四球で満塁のピンチを迎えた中林だったが、ランナーを迎えての投球を公式戦で経験出来た事は逆に県大会に向けての良い肩慣らしになったのではないかと思う。
 今日は圧勝に終わったが、このような試合展開は滅多に無いものと思う。しかし、打線も秋よりもかなりパワーアップしており、エース中林も球速がアップしていたように見えた。強豪校と対戦した時に一冬越えて成長した選手たちがどのような試合を見せてくれるのか今から楽しみになる初戦だった。

2004年03月27日 17時00分48秒


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